シンガポールでの安全の手引き#5

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどのロングステイと海外旅行の情報案内。

本日も引き続き、外務省在シンガポール日本国大使館より2013年に発表されております「シンガポールでの安全の手引き#5」についてのご案内です。

シンガポールの治安状況の把握や、海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入へのご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省等へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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【その他の防犯上の留意事項】

ア. 住居地と建物の選択 (集合住宅の場合を中心にして)

当地で住居地を選択するにあたっては、不動産会社、会社、知人等から、周辺の環境や犯罪発生状況といった防犯上のアドバイスを参考とすることが望ましいでしょう。

物件選定に関しては、次のチェックポイントを参考にし、必要に応じて室内の防犯対策の強化(例えば、鉄製グリルを窓に付ける、錠前を強固なものに取り替えたり、2重、3重にする等)を検討します。

また、当地は高層物件も多く、幼少の子供にとっては危険な構造をもつ物件も少なくありません。万が一の事故を防ぐためにも、物件選びの際には、子供の視点に立った見方も大切です。

<チェックポイント>複数の守衛が24時間配置されているか。
第三者が勝手に出入りできないよう、塀やフェンスの高さ、強度などが十分か。
出入口、駐車場が守衛の巡回、防犯カメラ等によるモニタリングなどで十分警備されているか。
敷地周辺の夜間照明が整っているか。
周辺に、不審者が身を潜めるような場所、死角はないか。
室内の窓等が子供でも簡単に開閉できてしまう構造になっていないか、誤って飛び出してしまうような位置にあったり、そのような構造になっていないか。

イ. 住宅(外周、内部)部分の安全対策チェック

住宅部分は万が一の事態の際には、最後の砦となる重要な場所です。

入居に際しては、細かくチェックを行い、防犯対策上不足と感じたところは、不動産会社や家主と相談し、対策を施すことが望まれます。
<チェックポイント>扉、窓は丈夫な構造か。
のぞき穴、インターホーン、テレビ監視装置等、訪問者を確認する手段があるか。
玄関ドア、勝手口扉の強度、2つ以上の錠前、しっかりした防犯チェーンがついているか。
不審者が侵入可能な箇所はないか(低層部では特に注意が必要)。
就寝中や家人が在宅中に犯人が押し入ってこようとする場合を想定して、一時的に家人が立てこもり、警察等への通報が可能な避難室(主寝室など)を選定しておき、扉の補強、鍵の取付け、携帯電話を持ち込んで就寝するなどの措置を講じておく。

ウ. 生活上の留意事項 (貴重品の保管、電話、家族、使用人、業者訪問時、長期旅行時等)

以下の防犯に対する心構え等が、やがて、習慣となって身に付いてくる事が大切です。

<平素の心構え>貴重品の保管家の中に多額の現金、高価な装飾品等を置かない。電話緊急時の連絡リストは電話機のそばなど必要な場所に常備しておく。電話をとる際、こちらから名乗らない。間違い電話に対して、こちらから番号を教えない。家族平素から、家族と安全対策について話し合い、住居に異常があった際の行動を打ち合わせておく。特に子供に対しては、来訪者に対する警戒、電話応対時の注意、親がいない際の注意事項(助けを呼ぶために最低限必要な連絡先、連絡方法等)を教えておく。使用人(住込みの場合)現金や装飾品を室内に放置する等、使用人に隙(犯罪を誘発する環境)を見せない。安全上の心得を機会あるごとに教育する。来訪者の対応要領、電話対応時の注意等を徹底しておく。家人不在時の緊急連絡先を連絡しておく。外出、休日の行動、心情の変化を掴むよう心掛ける。業者訪問時突然の訪問のように、事前に了解していない場合は、安易に中に入れない。身分証明書等の提出を求める(知らない相手を室内に入れる場合、当地では相手に対して失礼なことではありません。国民登録証や就労許可証等の身分証明書は常時携帯の義務があります。)。室内を勝手に歩き回らせない(特に相手が複数の場合、守衛や近所の知人に応援を頼み、相手の行動を常に監視下に置いておく。)。業者が帰った後、なくなったものがないか、閉めていたはずのドア、窓の施錠が勝手に開けられていないかなど十分点検する(点検をしておかないと、開いたドアから後日侵入されるおそれもあります。)。長期旅行時守衛等に安易に旅行日程を告げない(守衛といっても必ずしも全てが信頼できるとは限りません。以前には、守衛が窃盗団の手引きをしたため逮捕されたという事例もあります。)。信頼できる知人、隣人がいる場合は、新聞、郵便物等の回収をしてもらうなど、長期不在であることを周囲にわからないようにする。その他長期間の外出の際、夜間にタイマー式点灯装置等により在宅しているよう見せかける手法も有効。<ケーススタディ>買い物中、小さなお子様がお手洗いに行きたくなる。→可能なかぎり、トイレまで付き添ってあげて下さい。
小さなお子様が寝ている間に外出の用事が。→ちょっとの間でも、可能なかぎり一緒に連れて行って下さい。
小さなお子様と赤信号の信号待ち。→必ず手をつないであげて下さい。飛び出し防止に効果があります。
バッグの一番上にお財布や携帯電話が。→盗って下さいと言っているようなもの。必ず奥の方にしまって下さい。
身に覚えのない「宝くじ当選のSMS」が。→無視して下さい。身に覚えがある時は、必ず主催者に確認し、安易にSMSで回答しないこと。

<領事情報>以下に示しました領事情報は、当館ウェブサイトを通じて皆様にお届けしたものですが、本手引きで再度、注意喚起いたします。スマートフォン等を購入する際に小売店とトラブルとなるケースが増えています。当地には、至る所にIT機器量販店が軒を連ねており、その規模も小さなものから大きなものまで様々です。片言の日本語を話すことができる店員さんも中にはおり、買い手としましては、慣れない異国の地でつい気が緩みがちになることもあると思います。でも、そこに落とし穴があることも忘れてはなりません。最近、邦人旅行者や在留邦人の方が、そうしたIT機器量販店でスマートフォン等を購入する際、ちょっとしたトラブルに巻き込まれるケースが増えています。トラブルに至るまでの経緯は次のとおりです。

(1)気に入った機種を客に選ばせ、先に、携帯電話端末費用を現金やクレジットカードで支払わせる。
(2)その後、事前に説明のなかったメンテナンス保証書、付属品、アプリケーションなどのプレ・インストール費用、OSライセンス、インターナショナルSIMカード等々名目で 高額な追加請求が行われる。
(3)これら支払を拒否すると購入した携帯電話端末の引き渡しを行わない。
(4)購入のキャンセル希望に応じない。費用返還請求にも応じない。こうしたトラブルに遭遇した場合、次の関係機関に連絡・相談するよう御願いします。
シンガポール警察(SPF=Singapore Police Force)HOTLINE:「999」或いは1800-255-0000)0315

シンガポールからジョホールバルを訪れ、犯罪に遭う方が増えています。マレーシア・ジョホールバルは身近で買い物にも便利なところですし、休日、公共交通機関や自家用車で訪れる人も多いと思います。しかし、同地を訪れて犯罪に遭う方が増えていますので、皆様には、特に以下の事項に注意してお出かけ頂ければと思います。

(1)注意点 目立つ行動は控え、また、高価な物品を身に付けない。また、お金やクレジットカードの出し入れを控える。
周辺に常に気を配る。また、人気のないところには近づかない。
夜間の行動は避ける。また、子供から目を離さない。

(2)車を利用する場合 キーを付けたまま車から離れない。走行中もドアを確実に施錠する。
路上駐車は避ける。特に、夜間に暗くなる場所の駐車は厳禁。
車輌内で貴重品を保管しない。また、積荷の出し入れの際、運転席が無警戒にならないようにする。

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