旅行中、病気になったら

今日は、旅行中、病気になったら。

●命に関わる病気、事故のとき(心筋梗塞・脳卒中・交通事故など)

 心筋梗塞では、胸の痛みと圧迫感が急に起こります。脳卒中では、
 今までに経験した事のない突然の頭痛、手足の麻痺、ろれつが
 まわらなくなったり、意識障害が起こります。いずれも緊急に治療が
 必要で、発症から数時間以内に適切な治療をうければ、助かる確率が
 高い病気です。まず救急車を呼んでもらい、出来るだけ早く専門病院に
 かかる必要があります。「日本語がつうじるかどうか」などには
 こだわらない事です!

●風邪・腹痛・下痢などの場合

 持参した薬を飲んで様子を見て、症状に改善が見られなければ、
 宿泊先のホテルで医者、病院を紹介してもらいましょう。
 

(ご参考)

「領事の援助」
 緊急の場合で、現地の病院についての情報がない場合、日本の大使館
 総領事館の領事は病院や医師の紹介、助言を行います。
 また、必要に応じて本邦の留守宅などに連絡するのを支援します。
 また、現地で治療が不可能な場合、緊急移送に関する助言、支援を行います。

「緊急移送」
 病気によっては滞在している国の医療機関では必要な治療、手術を
 受けられない為、より医療水準、設備の整った近隣国の病院に患者を移送
 する必要がある場合があります。
 特別機などによる緊急移送費は、大変高額なものになるので、万が一に備え
 緊急移送サービスのついた保険に加入しておく事をお勧めします。 
 
明日は、英文診断書等の作成依頼文例についてお話します。