ドイツ:腸管出血性大腸菌による感染症の発生

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、平成23年6月2日に外務省から発令されております、
ドイツ:腸管出血性大腸菌による感染症発生のご案内です。

ご渡航をご予定されていらっしゃる方はくれぐれもご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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1.ドイツにおける腸管出血性大腸菌による感染症の発生
在ドイツ日本国大使館からの報告によると,5月第2週以降,北ドイツを
中心に「腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症」及び腸管出血性大腸菌に由
来する「溶血性尿毒症症侯群(HUS)」の感染患者が急増しており,死亡
事例も発生しています。
北ドイツ各州の保健局の発表によれば,都市別の主な感染事例・症状
等は次のとおりです。

(1)各州における腸管出血性大腸菌感染等に関する報告事例
(5月24日現在)
・ハンブルク市:42件(HUSへの感染及び感染が疑われる入院者数)
・シュレスヴィヒ・ホルスタイン州:213件
・ニーダーザクセン州:96件

(2)主な症状
・潜伏期間は2~10日。(平均は3~4日)
・主な症状は血の混ざった下痢・嘔吐・腹部痙攣。まれに発熱することもある。
・重症化した場合,腎臓障害や生命にかかわることもある。
・通常は幼い子どもや高齢者が感染することが多いが,今回は成人,特に
女性の感染者が多い。

感染源については,ロベルト・コッホ研究所において調査中です。
病原体の菌種は大腸菌O-104とみられています。

2.ドイツに渡航を予定されてる方及び滞在中の方は,一般的な大腸菌感
染症の予防として次の点に留意ください。

(1)手洗いの励行。特に食前には必ず手洗いを行う。
(2)当面の間,食事の際は、野菜類を含めて生食を避け、なるべく中心温
度70℃以上で2分間以上加熱されたものを摂取する。
(3)調理を行う場合には,手や調理器具を流水で十分に洗うなど,衛生面
に配慮する。

さらに,5月中旬以降にドイツを渡航中,あるいはドイツから帰国された方
で,上記1.(2)の症状がある場合には,医師への相談あるいは医療機関
の受診をお勧めします。

新東京国際空港

(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.mofa.go.jp/anzen/
:http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○在ドイツ日本国大使館
電話: (49-30) 210940
Fax: (49-30) 21094222
ホームページ:http://www.de.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html

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