ハワイでの安全の手引き #2

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどの

ロングステイと海外旅行の情報案内。

本日は昨日に引き続き、「ハワイでの安全の手引き#2」についてのご案内です。

旅の計画や海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省等へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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1.犯罪加害者にならないために

特に家庭内での下記の出来事に注意しましょう。日米の文化の違いは理由になりません。

(1)夫婦げんか
日本では、「夫婦げんかは犬も食わない」と言われますが、当地では、例え夫婦げんかであっても暴力を振るった場合、ドメスティック・バイオレンスとして警察に逮捕されるなど厳重に処罰されます。暴力に至らなくても悪意の無視や怒鳴りつけたりすることも犯罪視されることがあります。

(2)児童虐待
子供に対する暴力は、例えしつけのつもりであっても警察に逮捕されるなど厳重に処分されることがあります。児童を自宅、ホテル、自動車内などに置き去りにしたりしても同様です。

(3)薬物事犯
当地においても薬物事犯は枚挙にいとまがありません。長く生活していると、周囲の人が大麻を吸引しているのを目にしたり、パーティー等で周囲の人から勧められたりすることがあるかもしれませんが、当然のことながら大麻の吸引は違法です。安易な気持ちで薬物に手を染めることがないよう、自らを律することが大事です。

 

2.交通事情と事故対策

(1)交通事情
一説によると、「ハワイの自動車の速度は全米一遅い」そうですが、事実はともかく、確かにスピードは控えめで、朝夕のラッシュ時であっても皆さん優雅に運転していらっしゃいます。そういった意味からは、旅行者でも比較的安心して運転できるかと思いますが、合図を出さずに曲がったり、突然道路の真ん中で止まったりするドライバーも散見されますので、それなりの注意が必要です。

(2)運転に必要な書類(免許証)
当地において自動車を運転するためには、基本的にハワイ州発行の自動車運転免許証が必要です。日本の運転免許証を書き換える制度等はありませんので、各試験場において英語での学科試験・実技試験を受けて合格する必要があります。
入国後1年以内であれば、日本の有効な自動車運転免許証、パスポートを携帯の上運転することができますので、観光客の方々はこの制度を利用してレンタカーを借りて運転することができます。国際運転免許証はその国の免許証の翻訳という解釈ですから、国際運転免許証だけでの運転は認められていません。一方で、日本の運転免許証はアメリカの警察官には難解で、免許証を提示したにもかかわらず無免許運転の扱いを受けたケースもありますので、併せて国際運転免許証を携行することを強くお勧めします。

(3)交通違反について
警察官が交通違反を現認すると日本同様切符処理等によって取り締まりをしますが、横断歩行者妨害の取り締まりが非常に厳しく行われており、切符処理されます。
歩行者であっても、信号を守らなかったり、横断歩道以外の場所を横断したりすると切符を切られます。ちなみに、横断歩道以外を横断した場合の罰金は130ドルです。お友達と二人で渡ったら260ドル。ご家族4人で渡ったら・・・。ディナーをキャンセルしなければならないかもしれませんね。
また、飲酒運転に関しても厳しく取り締まりが行われており、ホノルル市警では、昨年末から、試験的に飲酒運転で逮捕されたドライバーの顔写真をホームページで公開しています。取り締まりの基準(体内のアルコール量)は、日本とほぼ同じです。「アメリカでは酔っぱらってさえいなければ運転しても良い」と誤った認識をお持ちの方いらっしゃいませんか?日本でもアメリカでも「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。」です。

(4)パトカーと緊急自動車
日本のパトカーは屋根に赤灯を乗せていますが、ハワイのパトカーは青灯です。青灯を点灯させたパトカーが後方に来た場合には、路肩に寄せて止まらなければなりません。日本のようにサイレンを鳴らしたりマイクで路肩に寄るよう指示したりすることはまれで、気づかずに走り続けて逃走と見なされたケースがあります。正規のパトカーならまだしも、財政難を埋めるため、警察官個人の車の屋根に青灯を乗せたものも相当数公用に使用されており、初めての方には分かり難いかもしれませんので注意する必要があります。
ホノルル市中心街では救急車、消防車等の緊急車両がサイレンを鳴らして走り回っています。パトカー同様、緊急車両が近づいてきたら、早めに路肩に寄せるなどして進路を譲らなければなりません。

 

3.誘拐・テロ対策

(1)誘拐対策
当地においては、邦人を対象とした身の代金目的誘拐事件等は発生しておりません。ただし、暴行目的で女性を連れ去る事件が発生していますので絶対に油断は禁物です。

○ 万一誘拐に遭遇したら

・犯人を挑発しない。
・救出されることを信じて冷静に行動する。
・相手に家族、友人、会社のことを話さない。
・可能であれば、連行途中の道筋、道路や建物の特徴、移動時間、方向、距離等を記憶しておくほか、臭い、物音を含む外界の動きに注意を払う。
・犯人とある種の相互理解の雰囲気を作ると有利になる。

(2)テロ事件
2001年9月11日の同時多発テロ事件を機に、米国はテロへの警戒を強化しましたが、昨年12月にはデルタ機爆破未遂事件が発生するなど、今後米国で同じようなテロ事件が発生するかは不透明ですが、十分な注意をもって生活することが重要です。なお、同時多発テロ事件の際は、ハワイにおいても多くの旅行者が足止めされ、所持金が底をついて苦労された方も大勢いらっしゃいました。このような事態に備え、複数のクレジットカードを所持し、いざというときは日本のご家族・知人等から入金を受けられるようにしておくことも大切です。

 

4.緊急連絡先

○ 警察・消防   911

○ 在ホノルル日本国総領事館
1742 Nuuanu Avenue, Honolulu
Hawaii 96817, USA
TEL (808)543-3111
電話については夜間、休日等も24時間対応しています。

 

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