海外における薬物犯罪

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、最近多発している「海外における薬物犯罪」についての注意喚起です。

あなたの海外旅行は・・・もしかして犯罪に加担していませんか?

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
 文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

_________________________________

海外旅行中に薬物所持や密輸容疑で逮捕される方が年々増加しています。多くの国や地域では、麻薬等違法薬物犯罪に関する取締りが強化されています。罰則等も非常に厳しく、広い範囲の国・地域において外国人にも例外なく死刑や終身刑等の重刑が科され、中国において実際に日本人が死刑に処せられた例もあります。

「自分は捕まらない」といった甘い考えは捨ててください。未成年でも逮捕されます。
 違法薬物の運搬に、自分の生命や自由を賭ける価値があるか、良く考えてください。
 あなたに密輸を頼んだ人が本当に信用できるのか、もう一度考えてください。

 在外公館の領事は、日本人が逮捕されると拘留先で面会します。このうち、違法薬物関連で逮捕された方は、自分の荷物の中身について知っていたか、薄々違法薬物と気づいていたと述べる方が多いのです。でも捕まってから後悔してもどうにもなりません。厳しい刑罰を受けるほかありません。

 2011年に違法薬物の罪で逮捕された日本人旅行者の中には20歳未満の未成年の方も何人かいましたが、捕まった国の法令では18歳を成人年齢としていたため、成人と同様に取り調べや処罰を受けました。日本で未成年だからと甘く考えてはなりません。

 また、逮捕された際に「知人に頼まれて荷物を預かっただけ」とか、違法薬物ではなく「タバコや高級茶葉の類と聞いていた」とか、「日本の知り合いへのお土産を頼まれた」などと釈明される方も多いですが、捜査当局は十分な裏付け捜査を行います。ごまかそうとしても通りません。

最近は、テロ対策のために、航空機搭乗時に厳重なセキュリティチェックが行われることはご存じのはずです。そのような状況下で自分の荷物の内容を知らなかったと弁明することは無理があります。また、貴方が本当に騙されていたとしても、当局の嫌疑は容易には晴れないでしょうし、裁判で「自分は知らなかった」ことを証明することも極めて困難です。

海外旅行は誰でも行ける時代ですが、麻薬や薬物犯罪もまた誰でも簡単に巻き込まれる存在になりつつあります。犯罪組織は、金銭的な謝礼の誘惑などさまざまな手段を用いてアプローチしてきます。判断は他人任せにせず、犯罪に荷担しないよう十分注意してください。そうしないと、貴方の身が危ないのです。

ご出発前に、もう一度良く考えてください。
違法薬物を運ぶことに自分の生命や自由を賭ける価値がありますか。

新東京国際空港

もっと海外バナー