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北京

2007年05月21日(月)

中国 北京病院編

本日は、先日の中国医療事情の続きです。
中国にある日本人向け医療機関の代表的病院のご紹介です。

病気になった場合(医療機関等)

◎北京

(1)

SOS(旧名、AEA)インターナショナル・クリニック

所在地: 北京市朝陽区幸福三村北街1号、北信租賃中心C座
電話: (010)6462-9054(日本語受付)、6462-9100(24時間英語中国語対応)
概要: 多国籍企業AEA社による運営で、主に外来診療を行っています。
日本人医師が勤務しています。医療内容は国際水準。米国・ドイツ・フランス
大使館等も、ここを案内しています。
SARS等の院内感染予防体制はしっかりしており、夜間休日当直体制下でも徹底して
います。日本人医師は、山下明子医師(専門:内科、神経内科)、北京の在勤が
長く在留邦人のケアに精通しています。
なお、本来の昼間時間帯以外でも日本語可能な看護師が夜勤をしていることが
あり、時間外でも一応確認してみてください。

(2)

Beijing United Family Hospital(和睦家医院)

所在地: 北京市朝陽区将台2号100016
電話: (010)6433-5273(日本語)、6433-3960(英語・中国語)、
    6433-2345(24時間救急)
概要: 入院施設が有り、分娩・外科手術(扁桃摘出術・虫垂摘出術・鼠径
ヘルニア等)まで可能です。
外国資本による運営で、Ripson理事長は中国経験の長い米国人です。
2004年から初の日本人医師の森医師(専門内科。臨床経験19年のベテランで、
内視鏡・超音波まで守備範囲が広い)が着任しています。
その他日本語の流暢なDr. Ling Jia医師のほか、米国人、カナダ人、フランス人
専門医等が在籍し、欧米先進国水準の医療が行われています。
これらの受診にあたっても日本語通訳の利用が可能です。

(3)

北京天衛診所(通称:龍頭クリニック)

所在地: 北京市朝陽区南新園8号 龍頭公寓南棟1階
電話: (010)8731-0022(完全日本語対応)
URL: http://www.longtou.net/clinic/
概要: 日本人向けに開設された診療所。内科、小児科、歯科、形成外科、
中医診療科の一次診療が中心。
日本人医師、スタッフ常時対応。ドック検診、予防接種可能。日本人の日本人に
よる日本人のためのクリニック、日本にいるのと同じ感覚で利用できます。
日本人医師は、三島伸介医師(専門:内科、循環器内科)、鈴木修歯科医師、
田中歯科医師いずれも親切丁寧で経験豊富な先生方で安心してかかっていただけ
ます。その他、非常勤で教授~講師クラスの日本人・中国人医師も在籍しています。

(4)

中日友好医院 国際医療部

所在地: 北京市輪和平里櫻花東路
電話: (010)6422-2952(国際医療部)
概要: 国際医療部にて診療が受けられます。
日本語が可能なのは高医師・場医師です。
入院施設も国際医療部独自の病棟は個室中心で快適です。

(5)

北京協和医科大学付属医院(北京協和医院)

所在地: 北京市東城区東単北大街53号
電話: (010)6529-5263(日本語)、6529-5284/62(外国人外来、英語)
概要: 米国ロックフェラー財団により1921年設立された900床の西医
(西洋医学を中心とした治療が行われる)の総合病院。
24時間体制で外国人の外来・入院診療を行っています。
診療は、英語あるいは中国語(日本語通訳可能な看護婦在籍)。
当地を代表する名門病院です。特需医療部(外国人外来)のチーフの
李学旺教授は、中華腎臓病学会常務委員を務めます。

(6)

北京漢和歯科

所在地: 北京市東城区東直門外大街48号東方東方銀座大夏C座6D-E
電話: (010)8447-6109(日本語)、8447-6108(中国語)
概要: 2004年開業。日本人医師は林医師が常駐しており、
日本と同じ感覚で受診できます。
小児用の診療室もあり漫画ビデオ等見ながら治療可能です。

(7)

北京VISTAクリニック

所在地: 北京市朝陽区光華路1号 北京嘉里中心B29
電話: (010)8529-9486(日本語)、8529-6618(24時間)
概要: 24時間対応のクリニックで日本語対応可。日本語対応可能なのは
徐医師(専門心療内科)と呉医師(専門循環器内科)で、
いずれも日本の留学経験を有します。
特に徐医師は、日本語で心理カウンセリングを受けられる貴重な存在です。

○大連

(1)

大連市中心医院 日本人医療相談室

所在地: 大連市沙河口区春柳工街42号 大連中心医院問診部5階
電話: (0411)4413012
概要: 大連を代表する総合病院の中心医院の一角に日本人医療相談室が設けられ、
海外邦人医療基金から派遣された日本人医師が常駐しています。
現在常駐の横矢医師(専門 内科)によりプライマリケア一般きめ細かく
親切な対応を受けられます。更に、専門医の診療が必要な場合にも総合病院内に
位置する強みを生かし、中心医院内各専門科の受診手配が可能です。
また、週に3回、開発区のアカシアビラ(D104号室・TEL7640741)にて
出張診療を行っています。

○重慶

(1)

重慶市第三人民医院

所在地: 重慶市楡中区枇杷山正街104号
電話: (02363513448
URL: http://www.3rmhospital.com.cn/
概要: 重慶を代表する総合病院で日本の広島安佐市民病院と交流プログラムを
持っており、定期的にスタッフの派遣研修を実施しているので、
日本式医療の研修を受けた医師・看護師・検査技師も在籍しています。
院長の劉医師は上海旦大学出身で患者サービス向上にも熱心です。

○成都

(1) 四川大学華西医院金医院(国際医院)
所在地: 成都市人民南路3段国学巷37号
電話: (028)8542-2408
URL: http://www.goldencard.org/
概要: 総合病院。英語の通じるスタッフ在籍。
外国人・富裕層向けの施設で、一般病棟に比べ比較的快適に医療を受けることが
出来ます。
メンバー制度もあり、会員には便宜を図ってもらえます(ホームページ参照)

○瀋陽

(1) 中国医科大学幹部診察棟(幹診楼)
所在地: 瀋陽市和平区北二馬濾92号
電話: (024)2326-5539
概要: 大学病院の一角にある外国人・富裕層向けのセクションです。
大学病院の中でも比較的ベテランの医師が診療にあたっています。
臨床検査部は日本の指導も取り入れ運営されています。

9.詳細情報アクセス先
 在中華人民共和国日本国大使館ホームページ

飛行機

10.現地語一口メモ

医師: 大夫(ダイフ)医生(イーシェン)
飲み薬: 口服薬(コウフウヤオ)
注射: 打針(ダーチェン)
頭痛: 頭疼(トウタン)
腹痛: 子疼(ドゥーズタン) 腹痛(フゥートン)
胸痛: 胸疼(ションテン)
下痢: 腹薬(フゥーシェ)
発熱: 焼(ファーシャオ)
嘔気: 悪心(ウォシン)
傷: 外傷(ワイシャン)
具合が悪い: 不服(プーシュゥフ)
病院へ連れて行ってほしい:
請帯我去医院(シァンランニータイウォーチュイイーユエン)

ご参考まで。

北京

2007年05月17日(木)

世界の医療事情 中国北京編

外務省から発表されている世界の医療事情をご紹介。

今日は近年の発展と由緒正しき歴史のある国「中国」。
海外旅行のお役に立てば幸いです。

衛生・医療事情一般

 北京を含め大都市では特に注意を要する風土病はありませんが、
地方の一部河川地域には住血吸虫、中国南部特定地域にはマラリアがみられます。
 また、都市でも上下水道の不備、衛生観念の低さ等からA型・E型肝炎、食中毒、
赤痢、腸チフス等の経口伝染病が散発して見られますので、生食、使用人の衛生
管理、外食には注意を払う必要があります。
 北京市内の水道水は水質検査から飲水可能ですが、硬水のため下痢症状を起こし
得ることや水道管・貯水タンクからの汚染の可能性を考慮しますと、
ミネラルウォーターの使用を原則とし、止むを得ず水道水を使用する場合は
煮沸してから飲料水として使用することを勧めます。
 料理、食器の洗浄、果物・野菜等の洗い、洗面、歯磨き、うがい、洗濯等に
水道水を使用するのは問題ありません。

かかり易い病気・怪我

① 下痢症
 中国で見られる多くの下痢症は細菌に汚染された食物を摂取することによる
 細菌性胃腸炎です。 北京では特に暑くなる5月から10月に多く見られます。
 予防対策としては生水を飲まないこと、露天等で買い食いをしないこと、
 衛生状況の良い一流ホテル・レストラン以外ではサラダ、果物、牛乳、乳製品、
 生の魚介類、肉類等も汚染されているものとして対処すること等が挙げられます
。しかし、過去数年間、冷蔵設備の普及により北京の衛生・生活事情は著しく
改善されていますので過度に心配されることはありません。
 多くの下痢症は軽症で整腸剤と水分の補給により数日で改善しますが、
 時には重症化し抗生剤の投与が必要となる事もありますので、激しい嘔吐、
 下痢や血便が出現する際には医師に診てもらう必要があります。

② 寄生虫
 回虫、蟯虫、鞭虫等の感染が認められています。
 これらの寄生虫感染は虫卵に汚染された生野菜の摂取が原因とされます。
 現在、中国では化学肥料と農薬の使用が一般的になり、寄生虫疾患は減少して
 います。むしろ残留農薬が問題となっていますので野菜等は良く洗うことが
必要です。
中国の湖・河川地域では住血吸虫病が見られます。しかし、中央政府の
住血吸虫症撲滅運動により湖、河川地域の環境整備が始まり、 
住血吸虫患者は減少傾向にあります。

③ マラリア
 最も発症率の高い地域は中国南部の海南省、雲南省であり、湖北、貴州、四川、
 広東を加えた6省で全国の84%を占めています。
 しかし、標高1,500m以上の地域ではマラリアの危険はほとんどなく、上記各省
 すべての地域がマラリアに汚染されているというわけではありません。
 旅行先の情報を事前に入手し、地域に即した予防対策を講じることを勧めます。

④ HIV感染
 エイズ、性感染症:2003年の発表では中国のHIV感染者数は84万人、
 うちエイズ発症者は8万人とされています。
 感染経路は血液を介するもの(麻薬の静脈注射や売血など)や性的感染が多い
 ようです。尚、中国国内の医療機関でHIV陽性と確定診断されると、政府報告、
 隔離措置がとられる場合もありますので御注意ください。 
 その他、淋病や梅毒といったものも注意が必要です。

⑤ 肝炎
 肝炎ウイルスは、A型・B型・C型・D型・E型・G型・TT型が知られています。
 特殊な例を除いて問題になるのは、汚染された水や食べ物を食することにより
 感染するA型・E型肝炎と、汚染された血液や体液により感染するB型・C型肝炎
 です。
 A型・E型肝炎は、都市でも散発的に見られますが、衛生状況の悪い地方で流行
 することがあります。E型肝炎は中国南部地域に多く、妊婦が感染しますと
 重症化することがしばしばあります。A型肝炎の予防策としてワクチンがありま
 すが、E型肝炎に対するワクチンはありませんので飲食物の衛生に注意する必要
 があります。
 B・C型肝炎はともに血液・体液を介して感染しますので主に感染血液の輸血と
 感染者との性的交渉を避ければ心配はありません。
 A型・B型肝炎は、ワクチンが開発されていますので予防接種をお勧めします。
 中国では、A型・B型肝炎は伝染病として扱われるため急性肝炎に罹患すると
 伝染病隔離病棟を有する病院に隔離入院することになります。
 これらの病院は、外国人に対する優遇施設に乏しく不快な状況となり得ますので
 注意が必要です。

⑥SARS(重症急性呼吸器症候群)
 コロナウイルス属の一種である、SARSウイルスによって起こる呼吸器感染症です。
 現時点では、有効なワクチンや特効薬がないので、感染しないよう注意すること
 が特に重要になります。 主として飛沫感染で感染します(一部、糞便感染の可能
 性も指摘されています)。
 38度以上の高熱、呼吸器症状で発症し、悪寒、筋肉痛、頭痛、下痢などを伴う
 こともあります。頻繁な手洗いの励行、うがい、人ごみに近づかない、マスクの
 使用等にこころがけてください。

飛行機

健康上心がける事

(1) 生水・水道水を飲まないこと。ミネラル水、蒸留水を飲水用として使用する
。また、頻繁な手洗い・うがいをこころがけ、人ごみに入らないこと。

(2) 大都市の信頼できるホテル、レストランを除いて、加熱された料理以外
  食べないこと。加熱されたものでも、冷めた料理は食べないこと。
  行商人や露天商人から食べ物を買って食べないこと。

(3) 旅行中の発熱、腹痛、頭痛、感冒様症状、蕁麻疹、眼症状に対して一時的に
  対応できるように解熱薬、胃腸薬、頭痛薬、感冒薬、抗アレルギー薬、点眼液
  等の携帯医薬品を用意する。

(4) 緊急に現地医療を受けなければならない場合や、緊急移送が必要となる場合
  を想定して海外旅行傷害保険に加入しておくこと。

(5) 旅行先の医療情報を事前に収集し必要な予防対策を取り旅行中の健康に留意
  する。

(6) 家族を同伴する際は、子供さんの母子手帳を持参することを勧めます。

(7) 北京の冬は、気候と暖房設備のために著しく乾燥しますので感冒等の上気道
  疾患に罹患しやすく加湿器等の使用を考慮する必要があります。

ぜひ、ご参考に!