医療事情(かかりつけ医・予防接種)について

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどのロングステイと海外渡航の情報案内。

本日は2015年9月現在、「医療事情」に関するご案内です。
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アメリカ/医療事情について

【医療事情】
医療水準、病院施設とも充実していますが、医療費は非常に高額です。
事故、急病などで救急施設を利用する際は、受付で診療費の支払能力を問われることがあるので、現金、小切手、クレジットカード、海外旅行保険加入証明など、支払能力を十分証明できるものを持参する必要があります。
米国内で入院治療を受けたものの、保険に加入していなかったために、莫大な治療費の支払いに苦しむ邦人旅行者が後を絶ちません。米国で重症の急病、事故に遭った場合、その治療費用が数千万円以上になるのが普通です。そのため、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくようお勧めします。また、保険の発効日は日本出国の当日からにすること、滞在中に契約期間が切れないようにすること等にも留意が必要です。

【かかりつけ医】
健康診断、風邪等の治療、予防接種等を受けて日頃からファミリードクター(Primary CarePhysician)と顔見知りになっておくことが大切です。当地では、医師の専門分野が細分化されているので病気によっては数人以上の医師にかかる必要がある事もあり診察、治療、支払い等個別に対応しなければなりません。1年以上経ってから医療費の請求が届くこともあるので注意が必要です。
緊急時以外はファミリードクターに診てもらい、さらに治療が必要な場合、専門医を紹介してもらうのが、直接専門医や病院へ行くよりも効率のよい方法です。専門医は予約制の為、急病時に受診できる医療機関は限られます。予約なしで受診できる病院の救急部(ER)ではいつも患者が多く、重症者が優先されるため、軽症者は数時間待たされることになります。

【予防接種】
入国に際して必要とされるワクチンはありませんが、成人では可能であれば、A型肝炎ワクチン、10 年ごとの破傷風ワクチン(大人でもTdap あるいはTd として接種する方がベター)を接種しておかれることを勧めます。小児はできるだけ日本で定められた定期予防接種を受けておき、当地に到着後は現地の接種計画に従って、ワクチン接種を行うようにしてください。公立学校の入学に際し不足しているワクチンは、小児科医あるいは内科医や家庭医のGeneral Practitioner のオフィスで普通行っていますが、各州保健局の施設での接種も可能です。
現地校に入学・入園する際には、ワクチン接種証明の提出を求められます。日本と米国では、必要なワクチンの種類及び接種回数が異なるので注意が必要です。州によっても少しずつ異なることがありますので、必ず入学する州あるいは郡(County)の規程がどうなっているかを確認してください。
例えば、バージニア州では2014 年から日本が結核の高リスク国リストから外れたため(日本人で過去5年以内に5か月以上続けて高リスク国に居住していた場合は高リスク国と同じ扱い)、ツベルクリン反応は要求されなくなりましたが、メリーランド州やワシントンDC では、ツベルクリン反応ないしは
IGRA(BCG の影響を受けない血液による結核の検査で5歳以上であれば検査可能)と呼ばれる結核感染の有無を調べる検査が要求されている等の違いがあります。

下記リンクから各州で入学に必要とされている予防接種が確認可能です。
アメリカ疾病予防管理センター(英語)ホームページ

新東京国際空港

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