海外旅行の時差ぼけ

本日は、海外旅行で経験した事がある方が多い「時差ぼけ」について。
何だか言いようのないつらさがありますよねぇ。。。
今年の夏休み、ヨーロッパやハワイなど大きく時差が考えられる場所へ
渡航されるご予定の方は、ぜひご参照ください。

時差ぼけ(JETLAG)

 海外旅行をした際、現地で、あるいは帰国してから、体の不調(夜眠れない、
昼間頭がボーとするなど)を生じることがあります。

(原因)

 
 人間の体内の器官は規則正しいリズムで動いています。このリズムが時差に
よって乱れるために時差ぼけは起こり、通常4~5時間以上の時差で症状が出はじ
めるようです。日本からアメリカやハワイなど東へ向かう場合は、1日の周期は
短くなり、逆にヨーロッパなど西へ向かう場合は、1日の周期は長くなります。
 人間の体のリズムというのは、1日の周期が長くなる方に順応しやすく、
短くなる方には順応しづらいために、東行きよりも西行きの方が時差ぼけの症状は
軽いようです。

(症 状)

 
 個人の体調、年齢、睡眠の習慣などによって個人差があります。
主な症状としては・不眠・眠気・疲労感・ぼんやりする・頭が重い・食欲不振
・胃腸障害・目の疲れ・イライラ・日中、頭が働かないなどがあります。

(出発前の対策)

 
 出発までに日数的に余裕があれば、1週間ぐらい前から早寝を心掛けるなどして
生活時間を変化させ、出発日頃には現地の時間に近付けるようにします。

(飛行機内での対策)

 
 機内では目的地の時間に合わせて睡眠をとります。
例えば、日本を夜に出発し、ヨーロッパに朝到着する場合には、フライトの前半は
眠らないよう努力し、後半に眠るようにします。
 目覚めた時にはヨーロッパの朝ということです。

(現地での対策)

 
 夜到着した場合、現地の時刻に合わせて眠るようにします。
 目がさえて眠れないような時は、適量のアルコールの力を借りるのも一つの方法
です。睡眠薬を服用するのも一つの手段ですが、アルコールと併用すると副作用が
でる場合があるので注意してください。
 使用する場合は、出発前に、必ず医師に相談して処方してもらってください。

 朝到着した場合、睡魔に襲われ我慢できないような時は、3時間程睡眠をとります。 つらいでしょうが、それ以上は眠らずに起き出してください。
 以後は屋外に出て太陽の光をたっぷり浴びて眠気を我慢してください。
 昼に到着した場合も、寝るのは夜まで我慢して屋外で太陽の光を浴びるように
してください。これは“ 光療法 ”といって、日光に当たることは、人間の体内
時計を調整する働きがあるからだそうです。