広域情報(海外における登山、トレッキングに関する注意)

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、平成23年7月1日に外務省から発令されております、
広域情報(海外における登山、トレッキングに関する注意)のご案内です。

ご渡航をご予定されていらっしゃる方はくれぐれもご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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夏休みを利用して,多くの方が海外へ渡航されることと思いますが,最近,海外での登山やトレッキング中の事故が目立つようになってきましたので、その注意事項について,以下のとおりお知らせいたします。

1.高山病への備えをしてください
高山病は、高度環境(低圧・低酸素)への適応が不十分なために、呼吸困難、頭痛などがおこる症状で、意識障害を引き起こすこともあります。高山病は海抜2千数百メートル以上で発症するとされており、日本国内の山では滅多にかかることはありませんが、海外では、日本のハイキング気分で歩けるようなところでも、実際は海抜3,000m~5,000mで、知らない間に高山病になっているというケースもあります。
旅行日程をつくるときは、高山病が起こる可能性について十分調べ、高山病になった場合でも速やかに酸素吸入を行い低地に降りられるような計画を立ててください。なお、高山病の予防効果がある薬品はありますが、医師の処方箋が必要ですので、出発前に医師と十分相談してください。

2.山での遭難を避けるため十分な安全対策をとってください
人気がある山やコースであっても、天候の急変や雪崩などによる遭難の危険性があります。下記を含めて、十分な安全対策をとってください。

(1)指定された遊歩道やルート以外は歩かないようにしましょう。
(2)単独で行動せず、ガイドを雇うか、団体(熟練者が含まれていること)で行動 しましょう。
(3)天候が安定しているようでも、急変した場合に備え、出発時には十分な身支度 や食料、飲料水を用意しましょう。
(4)高地では、朝晩冷え込むと地面が凍結し滑りやすくなるので、歩行には十分気 をつけてください。
(5)無理な登山スケジュールはやめましょう。(急激な高度の上昇が高山病を招き やすい。無理なスケジュールが無理な行動を招く。)
(6)登山、トレッキングをする際は、必ず登山者名簿に記名するとともに、宿泊先 などの第三者にも行動が把握できるようにしておきましょう。
また、遭難時の救助依頼をどう行うかも確かめておきましょう。

3.無理のない旅行日程を心がけ、日程は必ず本邦の家族等に連絡しておいてください
体調が悪いと感じたら、旅行日程を変更、中止しても休養をとるという心がけが大切です。特に、中高年の方、心臓病や肺の病気を持つ方は、疲労や食生活の変化から体調を崩すことが多いので十分気をつけましょう。旅行中の日程・連絡先は必ず本邦の家族等に残しておくとともに、日程を変更する場合を含め、旅行の間も家族等との連絡を絶やさないようにしてください。
高地は乾燥しているので水分は多めにとるよう心がけてください。また、紫外線が強いので、サングラス、日焼け止めクリームなど紫外線対策を忘れないでください。

4.旅行目的に合う海外旅行保険に加入してください
登山などの危険を伴うレジャースポーツは通常の海外旅行保険の適用外となることがありますので、旅行目的に合う海外旅行保険に必ず加入してください。保険加入にあたっては、保険会社から十分な説明を受けてください。

新東京国際空港

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(各種感染症及びテロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局政策課(各種感染症に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3048
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

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