グアムでの安全の手引き #4

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどの

ロングステイと海外旅行の情報案内。

本日は、「グアムでの安全の手引き#4」についてのご案内です。

旅の計画や海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省等へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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【1.緊急事態に対する基本的な考え方】

当地はミクロネシア近海で毎年連続して発生する台風の通過点となることがしばしばあるほか、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下にもぐり込んでいるマリアナ海溝直近に位置していることから、台風や地震等の自然災害に遭遇する可能性が極めて高い地域です。このような自然災害の発生を事前に予測することは不可能であることから、平素から発生に備え、また、発生したときにどのように対処するかを考えておくことが重要です。

 

【2.台風】

(1)グアム島の台風

グアム島は、ミクロネシア近海で発生した台風の通過コースに位置するため、毎年6月頃から12月頃にかけて台風の影響や襲来を受ける傾向があります。

グアムでは、風速75マイル以上(秒速約34メートル)以上の台風をタイフーン、風速75マイル未満の台風をトロピカル・ストームと言います。

また、台風が接近する時間を次の段階(コンディション・オブ・レディネス)に分けて警戒警報が発出されます。
コンディション・オブ・レディネス348時間以内に襲来コンディション・オブ・レディネス224時間以内に襲来
(官公庁・学校は閉鎖)コンディション・オブ・レディネス112時間以内に襲来
(不要不急の外出禁止)
台風の季節には、日頃から天気予報などで気象情報を収集して台風に備えると共に、日頃から台風対策を講じておく必要があります。また、家を探す際には、台風シャッター付きの家屋が望ましいです。
「台風襲来時」屋内ではなるべく窓から離れる。台風に関する情報をラジオ、テレビから収集する。ガスの元栓を閉めたり、電力の消費をなるべく抑える。台風の「目」の通過後、風がおさまったからといって安心せず、家の中で待機し、台風のぶり返しに備える。「台風通過後」倒れた電柱の電線や樹木など被災地域には近付かない。緊急の場合を除き、電話の使用は控える。

(2)台風情報

ア ケーブルテレビ「3」チャンネルによる天気予報(24時間)

イ 電話による気象情報「211」(ナショナルウェザーサービス提供24時間)
ナショナル・ウェザー・サービスのウェブサイト
http://www.prh.noaa.gov/guam/

ウ グアム・ホームランド・セキュリティー~台風接近時の英語情報(24時間)
電話:475-9600
グアム・ホームランド・セキュリティーのウェブサイト
http://guamhs.org/

エ FMラジオ104.3
AMラジオ570(K57局)、FMラジオ93.9(Ⅰ94局)

オ 総領事館 ~ メール、FAXにて適宜配信

なお、上記ラジオ局やMAI、当館からの情報は、ナショナル・ウェザー・サービス、グアム・ホームランド・セキュリティー等から提供される情報に基づいています。

(3)台風対策(災害による停電や断水に備える)

ア 缶詰やインスタント食品などの非常食や飲料水を確保する。

イ 植物などを屋内に移動し、必要に応じて家財道具を補強する。

ウ 台風シャッター等によりドア、窓ガラスを補強する。

エ 車の燃料を満タンにする。

オ ラジオや懐中電灯、乾電池、ロウソクなどを確保する。

カ バスタブ、バケツなどに水を溜める。

キ 紙製食器を準備するなど「節水対策」に努める。

ク 救急医薬品を確保する。

ケ ジェネレーター(発電機)の設置

なお、台風接近直前になると、スーパーなどの商店では行列ができ、商品が品切れになることがある為、日頃からの備蓄を心掛けましょう。

 

【3.地震】

グアム島付近には幾つかの海溝があり、世界でも地震が多発する地域と言われています。1993年8月、2002年4月及び2008年5月にはグアムで大きな地震が発生しています。

以下は、地震が発生した場合の注意事項です。

(1)建物の中で揺れを感じたら、机の下などに身を隠して揺れがおさまるまで待つ。

(2)ショッピング・モールなど大きなガラスがある場所では、飛散したガラスで怪我をしないようにその場をすぐに離れる。

(3)映画館などでは出入口が狭く、人が殺到することもあるので、落ち着いて行動する。

(4)運転中に揺れを感じたら、安全な場所に車を停車させて待機する。

(5)ビーチでは津波が発生する恐れがあるため、高い場所へ避難する。
USGS(米国地質調査所)のウェブサイト
http://www.usgs.gov

 

【4.その他緊急事態】

テロ、誘拐、ハイジャックなどの大事件や大規模事故が発生した場合、当館では邦人の方々の安否の確認や避難誘導の他、当局から各種情報を収集し、事態の把握と情報提供など最大限の対応を実施しますが、平素から緊急事態の発生時には、如何に対応すべきか心掛け下さい。

世界各国では常に国内情勢が変化しており、治安悪化の状況も懸念されていますので、わが国外務省が発出する広域情報や国・地域別渡航情報(危険情報、スポット情報)を下記ホ-ムページ上でご覧になられることも一考かと思われます。また、ご希望があれば、当館からメール又はFAXでお送りすることも可能です。

 

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