パスポートの秘密②:気を付けて!パスポートの紛失・盗難、なりすまし取得被害について

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日も若干趣旨を変え、パスポートについてのご案内です。

海外旅行で唯一、自身を証明出来るパスポート。
意外と知られていない事実もたくさんあるものです。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

_________________________________

①.パスポートの紛失・盗難による被害例

現在、有効な旅券(パスポート)として約3,200万冊が存在しており、日本国民の4人に1人がパスポートを所持していますが、実はそのうち年間4万冊前後が、紛失・盗難により所在不明となっており、そのうち約80%がなんと日本国内で起きています。

これらの所在不明となったパスポートは、偽変造が施されて、外国人による不法な出入国に利用されたり、パスポートの名義人の知らないところで犯罪に利用されることがあります。例として、名義人の名前で銀行口座が開設されたり、犯罪によって得られた金銭の受け皿に使わる可能性があります。名義人の名前で消費者金融からの借金や、携帯電話の購入契約が行われていた、という被害も起きています。

パスポートは、日本国政府が発行する国際的身分証明書です。パスポートの紛失・盗難による犯罪被害に遭わないように、パスポートの管理は日頃からしっかりと行うことが大切です。

万一パスポートを紛失したり盗難に遭った場合には、必ず、最寄りの警察署に届け出て証明書を入手の上、パスポート申請窓口に、紛失・盗難の届出を行って、当該パスポートを失効させてください。

【届出の詳しい方法】
■パスポートを紛失したり、盗難にあった場合にはどうすればいいのですか?

A.まず、警察署に届出を。その後に各都道府県の申請窓口に紛失届を提出してください。

 

1.警察署への届出
所轄の警察署でパスポートの紛失・盗難の届出を行い、同届出を行ったことを立証する書類を発行してもらいます(同書類の発行をしてもらえない場合には、日本国内においては各都道府県の申請窓口に、海外においては最寄りの日本大使館又は総領事館にご相談ください。)。

2.次に、パスポート申請窓口に届出を
そして、国内においては各都道府県の申請窓口に、海外では最寄りの在外公館に「紛失一般旅券等届出書」を写真1葉(パスポート用と同じサイズの写真(4.5×3.5センチメートル))、住民票の写し一通(国内において必要な方のみ、(注)参照)を警察署の発行した紛失・盗難の届出立証書類一通とともに届け出ます。その際、運転免許証等の身元確認書類の提示が必要です。この届出により、紛失したパスポートは失効します。
(注)国内で紛失・盗難・焼失の届出をする際、住民票の写しが必要となる方
•住民基本台帳のネットワークシステムの運用を開始していない市町村に住民登録をされている方
•同ネットワークシステムの利用を希望されない方
•住民登録をしていない単身赴任先や就学先等の都道府県で申請される方(この場合、都道府県によっては対応が異なりますので、詳細は申請窓口に確認してください。)

3.新しいパスポートが必要な場合
「一般旅券発給申請書」、写真1葉(4.5×3.5センチメートル。海外で申請する場合、一部の在外公館では写真が2葉必要ですので、下記の「在外公館リスト」リンクから各在外公館にご確認ください)、戸籍謄(抄)本1通を、運転免許証等の身元確認書類とともに提出して新しいパスポートを申請していただくことになりますが、海外でパスポートを紛失し急いで日本に帰国する必要がある場合は、パスポートの代わりに「帰国のための渡航書」を発行してもらうことも可能です。(海外においては、「帰国のための渡航書」や新しいパスポートを取得する場合は、国籍や身分事項を確認するために、戸籍謄(抄)本(申請日前6か月以内に作成されたもの)が必要となる点についてご注意ください。)パスポートの申請については、詳しくは、外務省ホームページ内の「国内及び国外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類」を参照の上、申請する都道府県の申請窓口や在外公館に確認して下さい。
パスポートは1回限りのものではありませんし、紛失・盗難パスポートが他人に悪用される場合もありますので、旅行が終わってからも大切に保管して下さい。特に引越しの際の紛失には十分注意して下さい。

【緊急連絡先】
国内及び国外でパスポート申請に通常必要な書類についてはこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_5.html

パスポート申請先都道府県ホームページについてはこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html

在外公館リストについてはこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/index.html

 

②.なりすまし被害

本人になりすまして他人名義のパスポートを取得し、犯罪に利用するケースも増えており、上記1.と同様に、パスポートの名義人の知らない間に、悪用されていた、という被害が起きています。

もし身に覚えのない支払い請求などにより、自分名義のパスポートが身分証明として悪用されていることが分かった場合は、国内においては最寄りの都道府県のパスポート申請窓口に、海外では最寄りの在外公館にご相談の上、速やかに当該パスポートを失効させるようにしてください。

また、なりすましによるパスポートの不正取得防止のため、現在、パスポート申請窓口では、申請者の本人確認を厳重に行い、このため、申請者の皆様には従来よりも詳細な質問をさせていただく場合がありますが、ご理解とご協力をお願いしますとのことです。

新東京国際空港

もっと海外バナー