シンガポールでの安全の手引き#4

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどの

ロングステイと海外旅行の情報案内。

本日も引き続き、外務省在シンガポール日本国大使館より2013年に発表されております「シンガポールでの安全の手引き#4」についてのご案内です。

シンガポールの治安状況の把握や、海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入へのご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省等へ著作権の確認と、

文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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【犯罪手口とその予防策】

ア. スリ

人通りの多いデパートやショッピングセンター、動物園等の観光地で、日本人観光客や在留邦人を狙ったスリや置き引き被害が多発しています。多くは、複数の外国人グループによる巧妙な手口で行われており、被害が後を絶ちません。

<手口>2人が被害者を前後から挟み、前者がコインやハンカチ等を被害者の目の前で落とし注意をそらせ、その隙に後者が金品等をスリ取る。その後、第3、第4の共犯者に金品等がリレーされて全員がバラバラに逃走し、追跡を困難にする。
背中にクリーム状のものをわざとかけ、親切を装って拭き取るふりをして金品等をスリ取る。
被害者が買い物中に、背後からハンドバッグをカミソリ等で切り取り、中身を抜き取る。

<予防策>多額の現金、貴重品は持ち歩かない。
ズボンの後ろポケットなど、外から見えるところに財布を入れない。
ウエストポーチやポシェットなどは、自分の前に抱えて持つ。
キャッシャー等での支払い時には、財布の中を他人に見られないようにする。
前後に気を配り、後をつけてくる不審な人には注意を払う。

イ. ひったくり

ひったくりは、高齢者、妊婦、大荷物を抱えている人など、犯人にとって狙いやすい人が狙われるケースが目立ちます。

<手口>道を尋ねるふりや、助けを求めるふりをして近づき、相手を安心させてバッグなどをひったくる。
あらかじめ狙いを定め、すれ違いざまや後ろから接近するなどして、ひったくる。

<予防策>歩道上の車道側を避け、建物側を歩く。ハンドバッグ等は車道の反対側に持つ。(犯人がバイク等に乗って後ろから追い抜きざまにひったくることを防止するため。)
肩にかけたウエストポーチ、ポシェット等は、見映えは良くなくても、たすき掛けにする。
高価な装身具、多額の現金を持ち歩かない。

ウ. 置き引き

ホテルやレストランで、日本人観光客だけでなく在留邦人も、ほんのわずかな隙を狙われて置き引きの被害にあっています。犯行は巧妙な形で行われるようで、例えば、隣に座った知人に荷物の番を頼んで席を離れたところ、席に戻ると荷物が消えていたというケースもあります。

<手口>ホテルのチェックイン・チェックアウトの際に、足下に置いた荷物を盗まれる。
レストランでビュッフェ形式の食事中、椅子にバッグを置いて席を離れた隙に盗まれる。
ホーカーで食事中、テーブル上に置いてあったバッグを盗まれる。

<予防策>携行するバッグ等は身体から離すことなく、自分で責任を持って管理する。
ホテルやレストランは一般の公道と同じと考え、常に犯人の目が光っていることを忘れない。

エ. 車上狙い

ショッピングセンターや自宅の駐車場に駐車していたところ、車の窓ガラスが割られたり、ドアやトランクルームがこじ開けられたりした上で、中に置いていた金品を盗まれる被害が発生しています。

また、ERP用のキャッシュカードが盗まれるケースも急増しています。

<予防策>車内に貴重品(荷物)を残さない。
ERPカードリーダーにキャッシュカードを差し込んだまま車を離れない。
トランクルームも安全ではない。車のトランクルームには貴重品があることを犯罪者は知っている。
短時間であっても、ドアは必ずロックする。
混雑を避けるためといえども、人気のない駐車階にはなるべく駐車しない。

オ. 詐欺

携帯電話やインターネットを使った詐欺事件は日本国内でも問題になっていますが、当地も例外ではありません。日本では、そのような手口に踊らされるようなことはなくても、慣れない異国の地では、言葉や文化の違い等から、騙されてしまう可能性も高くなります。

<手口>インターネットのサービス・プロバイダーを装いユーザーの個人情報を聞き出しその後同アカウントを乗っ取り、同ユーザーに成り済ました上で、同ユーザーの友人に金銭的支援を要求し騙し取る手口。
SMSを利用し、宝くじが当たったと通知し、当選金の支払いを確実にするための登録料や各種税金を支払うよう要求する手口。その他、家族を誘拐したと嘘の電話を入れ、身代金を騙し取る手口。

<予防策>不審なメールや身に覚えのない事を通知するメールは無視すること。
身に覚えのない宝くじの当選通知は無視すること。
誘拐に伴う身代金の要求についてはまずは落ち着き可能であれば誘拐されたとする家族に連絡をとること。また、不用意に自らの身分事項や住居地を明かさないこと。

カ. 強姦、強制わいせつ(痴漢)

当地では性犯罪の発生率は日本以上となっており、女性、子供は十分な注意が必要です。最近では、若年者に対する性犯罪被害が増加傾向にあり、警察が注意するよう呼びかけています。

犯人は、顔見知りのケースが多く、知人、使用人、出入り業者といえども、油断は禁物です。

<予防策>大胆に素肌を出した服装、派手な服装は避ける。
夜間の一人歩きは避け、複数で行動する。
夜間人通りの少ないところは出歩かない。
エレベーターを利用するときは、男性と二人だけの同乗は避け、必要に応じて途中であっても降りる。子供一人でエレベーターを利用させる時も注意が必要。
子供だけでデパートのトイレに行かせたり、子供だけを人の集まる場所に残してその場を離れたりしないようにする。
学校や塾の送迎バスを利用する際には、集合地まで家人が送迎する。

キ. 住居侵入盗

留守中の住居に侵入して金品を盗む空き巣が依然として多発しています。

海外旅行等長期に留守をしていた間の被害に限らず、ほんの数時間だけ不在にしていた間でも被害が発生しており、手口もピッキングから扉のこじ開け、蝶番をはずすものまで様々です。また、犯人が、留守宅と思いこみ侵入したところ、屋内に居た家人とはち合わせとなり、居直り強盗に発展する可能性もあります。後述の「その他防犯上の留意事項」を参考に、扉の補強等住宅の安全対策を講じることが望まれます。

ク. 強盗

典型的なケースとして、侵入強盗とエレベーター内・路上での強盗があります。

侵入強盗は、鍵のかかっていないドアから侵入したり、セールスマンを装って住居内に侵入し、強盗を行う手口です。また、アパートや雑居ビル、人の出入りが少なくなった時間帯のデパートのエレベーター内でも被害が発生しています。まずは見知らぬ人に対して警戒するようにしてください。もし不幸にして被害にあった場合には、無理に抵抗せず、相手の人相や着衣を覚えた上で警察に被害を届け出てください。

ケ. 殺人

2010年10月、市街地で在留邦人が殺害される事件が発生しました。日本と比べ発生件数は少ないものの、シンガポールでも殺人事件は発生しています。

犯人と被害者が顔見知りでない、いわゆる無差別殺人のケースはあまり見られませんが、2010年中には、不良少年グループ間の争いが殺人事件に発展した例があり、被害に巻き込まれないようにするためにも、トラブルが発生している現場に遭遇した際には、いち早くその場から離れることが大切です。また、日本でもそうですが、酒場や娯楽施設が軒を並べる歓楽街は、他の地域に比べて窃盗や暴行事件の発生頻度が高い傾向にあるとみられることから、必要以上の長居は禁物です。

コ. 誘拐

シンガポール人や居住外国人を対象として、子供をかどわかして連れ去る、又は身代金目的で大人を強制的に拉致するといった誘拐は、当地でもごく稀にですが発生することがあります。

他の東南アジア諸国では、日本人が狙われる事例も決して珍しいことではなく、当地でも十分な注意と予防の心構えが必要です。一般的に誘拐は、誘拐する者(裕福と見られている家族の一員又は資金のある企業の社員等)の選定→下調べ(一定の期間にわたる尾行や監視等の手段で行動の特徴や警備の状況を下見)→実行、というような段階で実行されます。

誘拐を防ぐには、自らの身は自ら守るという意識を持ち、誘拐の危険度に応じた対策(通勤時の安全対策、住居の警備強化、日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要です。

<予防策>外出時は、自分の子供の手をつなぐ等、常に目を離さない。
人通りの多い場所、公衆のトイレ等へは、子供だけで行かせたりしない。
子供に知らない人物についていかないこと、助けを呼ぶ場合の最低限の表現(英語)などを平素からよく話して聞かせておく。
近所だからといって、幼少の子供達だけで外出させない。外出させる場合は、必ず親がついていく。

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