南アフリカ:黄熱予防接種証明書の携行について(その6)

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、平成24年2月2日に外務省から発令されております、
南アフリカ:黄熱予防接種証明書の携行について(その6)のご案内です。

ご渡航をご予定されていらっしゃる方は、
旅の計画や海外旅行保険加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、
くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
 文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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1.黄熱予防接種証明書(イエローカード)の携行について
 南アフリカ共和国では,黄熱汚染国から入国する際にイエローカードの
提示を求めています。これまで,イエローカードを所持していない場合で
も空港クリニックで黄熱ワクチンを接種すれば入国が許可された例もあり
ましたが,現在は,短時間のトランジットでも,黄熱汚染国を経由して入
国する際にはイエローカードの携行が求められます(例:ワシントンDC→
ダカール(1時間のトランジット)→ヨハネスブルグにて入国の際,提示を
求められた)。
南アフリカ居住者については,空港クリニックにおいて同ワクチンを接種
した後6日間を過ぎるまで,入国が禁止されます(右期間中は空港ホテルで
待機)。既に,イエローカードを携行していなかったために入国を拒否され
る事例も実際に発生しています。

 在南アフリカ共和国日本国大使館からの報告によると,同国保健省は,
本年1月1日から,イエローカード提示を必要とする黄熱汚染国として,
エリトリアを追加しました。

 南アフリカ保健省が,同国入国時にイエローカード提示を必要としている
国・地域は次のとおりとなります。

 (アフリカ)アンゴラ,ベナン,ブルキナファソ,ブルンジ,カメルーン,
中央アフリカ,チャド,ギニアビサウ,コートジボワール,コンゴ共和国,
コンゴ民主共和国,赤道ギニア,エチオピア,ガボン,ガンビア,ガーナ,
ギニア,ケニア,リベリア,マリ,モーリタニア,ニジェール,ナイジェリア,
ルワンダ,サントメ・プリンシペ,セネガル,シエラレオネ,ソマリア,
スーダン,トーゴ,ウガンダ,タンザニア,ザンビア,エリトリア

 (中南米)アルゼンチン,ボリビア,ブラジル,コロンビア,エクアドル,
ガイアナ,パナマ,パラグアイ,ペルー,スリナム,トリニダード・トバゴ,
ベネズエラ,仏領ギアナ

 つきましては,上記の国・地域を経由して南アフリカに観光・出張等で
訪問する際には,同国に入国する10日以上前に黄熱の予防接種を受け,
イエローカードを携行してください。

2.黄熱予防接種について
  黄熱ワクチンは,日本国内においては検疫所等で接種することができま
 す。料金や受付時間など詳細は最寄りの検疫所にお尋ねください。
   (各検疫所連絡先は,検疫所ホームページ:
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html#list に掲載されています。)
  黄熱ワクチンは1回接種で,接種後10日目から有効となるため,入国の
 10日以上前に接種することが必要です。1度受ければ10年間有効です。
  また,生ワクチンなので接種後1か月は他のワクチンを接種することは
 できません。

3.黄熱について
  黄熱は蚊によって媒介されるウイルス性の感染症で,渡航に際して予防
 接種の国際証明書が要求される唯一の感染症です(渡航先国によっては
要求されない場合もあります。)。感染経路には都市型と森林型とがあり,
 都市型はウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ)を媒介して人に感染しま
 す。森林型は通常,人以外の脊椎動物(主にサル)に感染しますが,森林
 の中で活動する人にもまれに感染することがあります。
  潜伏期間は3~6日で,発症すると軽症から重症まで様々な症状(発熱,
 頭痛,嘔吐等)を起こします。これといった治療方法はなく,対症療法が
 主となります。予防方法は,予防接種を受けること,予防接種を受けてい
 ない場合は蚊に刺されないようにすることです。ただし,森林や森林に隣
 接した地域では防虫スプレーだけでは十分な効果は期待できません。

新東京国際空港

(問い合わせ先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
               http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
 ○在南アフリカ共和国日本国大使館
  住所:259 Baines Street, corner Frans Oerder Street, Groenkloof,
     Pretoria 0181, Republic of South Africa.
     (Private Bag X999, Pretoria, 0001, Republic of South Africa.)
  電話:(国番号27-12)-452-1500
     (南アフリカ国内からは、(市外局番012)-452-1500)
  ホームページ: http://www.za.emb-japan.go.jp/index_jp.html

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