感染症の広域情報について(新種のコロナウィルス)

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外旅行、留学、駐在、ワーホリなどの
ロングステイと海外渡航の情報案内。

本日は外務省から発表されております、「新種のコロナウィルス」についてのご案内です。
旅の計画や海外旅行保険、留学保険、駐在保険などの加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

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1.新種のコロナウイルス感染者の増加
5月15日、世界保健機関(WHO)は、新種のコロナウイルスの感染例が2012年9月以降、中東と欧州で計40例(サウジアラビア30、英国3、カタール2、ヨルダン2、フランス2、アラブ首長国連邦1)発生しており、内、死亡例は世界で計20例(サウジアラビア15、ヨルダン2、英国2、アラブ首長国連邦1)確認されている旨発表しました。

2.ヒト-ヒト感染の可能性
5月12日、サウジアラビアを訪問中のWHOのフクダ事務局長補は会見で、新種コロナウイルスはヒトからヒトに感染する可能性が懸念され、特に濃厚接触者の場合で、ヒトからヒトへの感染が疑われるケースがあると言及しました。

3.サウジアラビア及びフランスの事例
(1)5月15日、サウジアラビア保健省は、サウジアラビア東部のアフサ地区の医療機関において、新種のコロナウイルス感染患者の治療に関わっていた医療従事者2名の同ウイルス感染が確認されたことをWHOに報告しました。新種のコロナウイルス患者に接触した医療従事者が同ウイルスに感染したのは初めての症例です。サウジアラビア東部州では、これまでに、計21名の同ウイルス感染者と内9名の死亡者が確認されています。

(2)フランスでは、5月7日、ドバイに4月に渡航した患者から初めてコロナウイルスの感染が確認されましたが、5月12日、フランス社会問題・保健省は、「フランスにおいて、新種のコロナウイルスの感染者と病室を共有していた者が、新たに同ウイルスに感染した」旨WHOに報告しました。

4.留意事項
(1)コロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し,風邪などの症状を引き
起こします。通常その毒性はそれほど強くありませんが,通常のタイプから変異した場合は強い毒性を持つこともあり注意が必要です。現在、WHOや関係各国は、この新種のコロナウイルスの感染経路や臨床経過等について、調査を進めています。

(2)コロナウイルスに対する具体的予防策は以下のとおりです。
(ア) 休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
(イ) 手指等の衛生保持に心掛ける。
(ウ) できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。
(エ) 咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
(オ) 温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
(カ) 高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、早めに医師の診断を受ける。

(3)なお、現段階において、WHOは、サウジアラビアを含め、ウイルス感染の影響が及んだ国への渡航や貿易に対する制限を課していませんが、中東及び欧州に渡航,滞在される予定の方は最新の情報に御留意ください。

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